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お宮参りでおでこに文字を書く地域は関西だけ?点・大・小等額の印としきたりの意味 関東は書かない?

鎌倉鶴岡八幡宮でお宮参りの記念写真撮影 出張撮影

完全予約制こども写真館のプレシュスタジオでは、お宮参りの記念写真やお祝いの時期・日取りの決め方などを解説してきました。今回は、関西をはじめとしたお宮参りの風習の違いや赤ちゃんのおでこに文字を書くあやつこ文化について紹介します。お宮参りは新居の近くなどまだ風習に馴染みがない地域でお祝いするケースもありますので、参考にしてみてください。

お宮参りは赤ちゃんのおでこに文字を書く?地域文化まとめ
  1. 関西や都内の一部のお宮参りでは赤ちゃんのおでこに印をつける文化も
  2. 赤ちゃんの魔除けの意味を持つあやつこはスタンプや口紅などでつける
  3. 関西ではお宮参りでおでこの文字以外に紐銭・帯銭の文化も
  4. お宮参りの記念写真撮影は完全予約制のプレシュスタジオで

お宮参りは赤ちゃんのおでこに文字を書く風習も!地域は関西だけ?

お宮参りの出張撮影

生後1ヶ月頃の赤ちゃんを連れて神社にお参りし、地元の氏神様に参拝するお祝い行事をお宮参りといいます。お宮参りは地方によって様々な風習の違いが見られますが、その一つに赤ちゃんのおでこに赤い文字を書くというものがあります。これは主に関西方面で行われるお宮参りの習わしで、関西以外ではあまり見られないため初めて聞いたという方もいるかもしれません。

なぜ?どこで?何を書く?お宮参りでおでこに文字を書く文化の特徴

お宮参りで赤ちゃんのおでこに文字や印をつける風習について、意味や地域・文字をまとめると以下のようになります。大阪・京都など関西が中心の風習ですが、関西のすべての神社仏閣やご家庭で行うというわけではありません。

お宮参りのあやつこ文化特徴
なぜ赤ちゃんのおでこに書くの?
意味と由来
災難・わざわいから赤ちゃんを守るための魔除けの意味
平安時代が起源とされ、ご祈祷の印としても今に残る
どこの地域にある文化なの?
あやつこ文化がある地域
大阪・京都・兵庫・奈良など関西が中心
一部東京都内や埼玉県など関東や九州でも
赤ちゃんのおでこに何を書くの?
お宮参りで書く文字の例
大・小・犬など
地域の風習により異なる
赤ちゃんのおでこに何を書くの?
おでこにつける印の例
小さな点や×印・+など
地域の風習により異なる

関西のお宮参りで赤ちゃんのおでこに文字を書くあやつこ文化の歴史

赤ちゃんのおでこに文字を書くという風習は、平安時代に宮中で始まったとされています。これは「あやつこ」と呼ばれ、災難から赤ちゃんを守るための魔除けの意味を持つものです。おでこには小さな点のほか、×印を付けたり、大・小・犬などの文字を書くといった習わしが伝わっています。

点や×には悪霊を遠ざける力があると信じられており、大きく育つようにとの願いを込めて男の子には大、やさしく健やかに育つようにとの願いを込めて女の子には小の文字を書くこともあります。犬は安産ですくすく育つという習性があることから、この文字を書くこともあるようです。

お宮参りの赤ちゃんのおでこに文字を書くのは口紅やスタンプが主流

あやつこの風習が広まり始めると、庶民は鍋墨で文字を書きましたが、もともと宮中では紅で書くのが本来の習わしでした。今では口紅で赤く描く方法が一般的になっていますが、神社やお寺によっては専用のスタンプを用意しているところもあるようです。

関西のお宮参りであやつこを誰が書くかについては、特に決まりはありません。お参り先の神社やお寺の人、赤ちゃんの祖父母や父母など、地域によっても違いがあるためあらかじめ確認しておくのがよいかもしれませんね。

実は東京都内近郊・関東の一部でも赤ちゃんのおでこに印をつける文化が

お宮参りのあやつこは関西が中心の風習ですが、実は東京都や埼玉県の一部でも同様に赤ちゃんのおでこに印をつける神社があります。

関東でもお宮参りのご祈祷であやつこをする神社がある

なお、関東でも東京都渋谷区の代々木八幡宮や東京都福生市の熊川神社ではお宮参りのご祈祷で文字ではなく赤い印をつけるあやつこが行われるようです。

埼玉県には0歳児の初山参りでおでこに朱印を押す風習も

また、埼玉県の東間浅間神社や御岳神社などでは初夏に初山参りがあり、1歳になる前の子供がお参りするとおでこに成長祈願の朱印が押されます。お宮参りとは少し異なりますが、赤ちゃんの成長祈願でおでこに赤い文字を書くという点では共通していますね。

初山参り(東間浅間神社例大祭)/埼玉県北本市

お宮参りで紐銭をぶら下げるのは大阪・京都など関西だけ?関東にはないの?

お宮参りの記念写真撮影 すやすや寝顔の赤ちゃん

お宮参りの特徴的な地域の風習、紐銭・帯銭

赤ちゃんのおでこに文字を書くのと同様に、関西にはお宮参りで赤ちゃんに紐銭をぶら下げるという風習も見られます。主に祖父母や親戚、友人などが贈るもので、赤ちゃんがこれから一生お金に困らないように、という願いが込められています。

江戸時代後期から関西を中心に広まった風習とされ、お宮参りの赤ちゃんをご近所へお披露目することが一般的だった当時は、麻紐に硬貨を通して祝着に結びつけることでお祝いの気持ちを表しました。紐銭のほかに、紐扇や帯銭と言われることもあります。

お宮参りのお祝いの封筒をぶら下げる紐銭・帯銭とは?大阪・関西の風習 産土参りの費用相場と地域文化

お宮参りの産着の着せ方を動画で解説 のしめ・祝い着・掛け着の上手な着方は?

お宮参りの紐銭・帯銭が紐扇とも呼ばれるのは、ご祝儀袋や硬貨と一緒にのし扇子や犬張子・でんでん太鼓などの縁起物を結ぶ風習があるからです。お宮参りの小物の特徴と縁起物の意味については、以下のコラムでも解説しています。

お宮参りの小物は縁起物!のし扇子・犬張子・でんでん太鼓の意味と扱い方

お宮参りのご祝儀の目安

ご祝儀の金額については贈る人の間柄や地域差がありますが、祖父母は5,000円から10,000円、父母の兄弟は3,000円から5,000円、父母の友人は3,000円程度が相場とされているようです。

ご祝儀のほか、お宮参りの費用については以下のコラムでも解説しているので参考にしてみてください。

お宮参りに必要なお金はいくら?誰が出す?気になる費用&相場を知ろう

お宮参りの紐銭は関西ならではの文化

地域によっては実際に5円玉を紐に通して贈るところもあるようですが、今は紐銭ではなく、ご祝儀袋にお金を入れて祝着に結びつけるスタイルが定着しています。昔ながらの作法にのっとって、ご祝儀袋に紐を通しますが、紐の色はめでたい紅白の麻紐を使用するのがよいとされます。ご祝儀袋の左上もしくは中央上に穴を開けて紐を通し、赤ちゃんの祝着のひもに結びつけます。

紐銭の風習についても、あやつこと同じく関西特有のお宮参り文化です。大阪や名古屋など商人文化が栄えた関西エリアには深く浸透しています。

大阪・神戸でお宮参りにおすすめの関西の神社・寺社と祈祷料の目安

お宮参りは地域文化にも触れながら赤ちゃんの記念日を祝おう

男の子のお宮参りの記念写真

現代のお宮参りは祝う時期や人数も多様化

このように、お宮参りは赤ちゃんがはじめて迎えるお祝いのなかでも特色豊かな記念行事です。お宮参りは神社仏閣へのお参り・ご祈祷(お寺の場合初参り)と記念写真撮影や食事会などでお祝いをするのが一般的ですが、生後何日で祝うか・どこの神社仏閣にお参りするか・誰とお祝いするかなどは各家庭で自由です。かつては父方の祖母が赤ちゃんを抱っこしてお参りする文化がありましたが、現代では両親と赤ちゃんだけでお参りをしてもマナー違反ではありません。

今回紹介したおでこに文字や印を書くあやつこや紐銭・帯銭以外にもお宮参りの地域の風習はそれぞれあるので、ぜひ文化を楽しみながら赤ちゃんの成長の節目をお祝いしましょう。

お宮参りの祝い方や時期は人それぞれ 母子の健康を第一に

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お宮参りはスタジオ着物レンタルが便利!200名アンケート調査結果公開

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お宮参りの記念に

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