記念撮影コラム Anniversary Photo Column

屋外の子供写真の撮り方 運動会・神社・夜景の上手な写真撮影のコツ

七五三の神社出撮影

一軒家貸切型のこども写真館プレシュスタジオでは、日常のなかにたくさんある記念写真のシャッターチャンスを皆様により素敵に残していただけるように写真の撮り方のポイントをご紹介しています。前回は、iPhoneなどスマートフォンの標準カメラで撮れる簡単な撮影テクニックをご紹介しました。

今回は、公園や神社などの屋外シーンで上手に写真を撮るコツについて解説していきます。七五三やお宮参りのような記念行事はもちろん、普段のお散歩や運動会など、屋外で子供の写真をもっと上手に撮れたらいいなと思うタイミングは多いもの。カメラ初心者の方でも真似しやすいポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

屋外(公園や神社)で子供の写真を上手に撮るには?

室内と環境が異なる、公園や神社などの屋外で上手に写真撮影を行うにはいくつか注意するポイントがあります。初級編から上級編までまとめてご紹介します。

  • 子供目線の写真撮影で表情をハッキリ撮ろう
  • カメラをしっかり構えてピント補正&手ブレ補正
  • 光の当たり方(斜光)をチェック
  • 写真撮影に慣れてきたら、写真の構図を考える
  • 上級編:F値(絞り値)を下げて背景ぼかしにチャレンジ

子供目線の写真撮影で表情はっきり!

1つめの撮影のポイントは、目線です。特に子供が被写体の場合、親御さんは上から子供を見おろす構図で撮ってしまいがちです。
しかし、これでは地面と子供が中心の構図になってしまい、表情も分かりにくくなってしまいます。

そこで、親が子供の写真を撮るときは、しゃがんで子供と同じ目線になりましょう。ときには親の方が低い目線になって、子供を見上げるようなアングルで撮影します。そうすると、子供の表情がはっきりして生き生きとした写真が撮れます。構図が変わって背景も広く写るので、どこで写真を撮ったか分かりやすくなるメリットもあります。

これはスマホ撮影でも、上下逆さにして撮影する方法をご紹介しました。屋内でも屋外でも使えるテクニックですね。

屋外は特にカメラをしっかり構えてピント&手ブレ補正

2つめの撮影のポイントは、手ブレ防止とピント合わせに注意することです。デジカメやスマホの写真は、明るさや色ならば後で補正が可能ですが、ピンぼけや手ぶれは修正できません。

特に、公園や神社といった屋外では子供が室内以上に動き回ってなかなかじっとしてくれないことも多いもの。ですから、まずカメラをしっかり構え、ピントを合わせることに全力を注いでください。まずはピント合わせと手ブレ補正に慣れてきたら、それから写真の構図を考えましょう。

子供が自転車で走っているときなどは特に動きがあって写真撮影が難しいので、プレシュスタジオのYoutubeで紹介している裏技を使うとスマホでもきれいな写真が撮りやすくなります。

被写体の光の当たりかたや写真構図もチェック

3つめの撮影のポイントは、光の当たり方です。カメラ初心者の場合、被写体の真正面や斜めから光が当たる順光・斜光の状態で撮影すると最もキレイに撮ることができます。
ただし、順光の状態だと日光が強すぎた場合、子供がまぶしがってしまうこともあるので、快晴のときは斜光で撮るのがおすすめです。

写真撮影に慣れてきたら、4つめの撮影テクニックとして構図を考えてみましょう。最も撮影しやすく後で加工しやすいのは「日の丸構図」という真ん中に被写体を置き、余白を広めに取って撮影する方法です。
これならば後でトリミングで余白を切り取れますし、真ん中は一眼レフからコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)まで、最も精度が高くピントが合わせやすいでしょう。

iPhone・Androidの純正カメラ(最初から入っているカメラ)も高画質ですが、Dazzカメラなどの写真アプリを使うとより印象的な写真が撮れるのでカメラマンもおすすめしています。

上級編:屋外撮影に慣れてきたらF値を下げてぼかしにチャレンジ

上級編の撮影テクニックとして、ミラーレスカメラや一眼レフで写真を撮る場合にF値を限界まで下げておく方法を紹介します。
F値とは、「絞り値」のことで、カメラをA(AV)モードにすることで調節できます。これで写真を撮れば、ピントが合ったところ以外の背景がふんわりとぼけてくれるので、子供の表情をより豊かにくっきりと写すことができます。写真撮影に慣れてきたら、ぜひ挑戦してみてください。

スマホ撮影術でも紹介したポートレート撮影よりも、好みの写真を追求することができるので写真の奥深さが楽しめます。

神社での記念行事は周囲に配慮、風景もチェック

また、お宮参りや七五三、初詣などで神社にお参りするときには、写真撮影に熱中しすぎて他の参拝者に迷惑がかからないように注意しましょう。子供のソロショットや家族の集合写真以外にも、神社の風景なども一緒に撮っておくと後から見返したときに思い出がより鮮明になるのでおすすめです。

おさえておきたい参拝マナーについては、七五三詣りにおすすめの神社紹介に掲載しています。

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運動会の子供の写真を上手に撮るには?

屋外撮影のポイントをおさえたら、次に撮影シーン別のコツを確認していきましょう。
まずは、屋外の学校行事で最も写真撮影が重要な運動会からです。スポーツ大会やピクニック、ドッグランなど日中の屋外で動きのあるシーンにも応用できるのでチェックしてみてください。

連写モード&シャッタースピードを遅めにしてブレ防止

運動会で子供の写真を上手に撮るためのには、連写モードがおすすめです。今はスマホにも連写モード(バースト)がついているのでスマホ撮影術でもご紹介しました。

運動会では、子供は常に動いていますからシャッターチャンスを狙うよりも連写モードで何十枚も写真を一度に撮影し、あとでじっくりとよい表情の写真を選びましょう。また、ブレを防止するために、シャッタースピードを遅くしておくのもポイントです。一眼レフなど、シャッタースピードを細かく調節できるタイプのカメラを使う場合、1/1250~1/2000程度にしておきましょう。そうすれば、多少はピントを合わせやすくなります。

運動会前に親子で練習!動きのある撮影に慣れる

また、運動会前にシャッタースピードに慣れておくために、練習を積むのもおすすめです。たとえば、公園で子供に走ってもらい、その様子をシャッタースピードを遅くして撮影してみます。お子さんの運動会の練習と親御さんのカメラの練習を兼ねられるのも良い機会です。

動きがある子供の写真を撮る場合、どうしても手ブレやピンボケを起こしやすくなるので、運動会当日にいきなり新しいカメラで撮影本番を迎えるよりも、当日までに練習を重ねておくと「撮った写真が全てピンボケ」といった悲劇を防ぐことができるでしょう。

一眼レフ+望遠レンズ+三脚で遠くからでもはっきり撮影

なお、一眼レフを持っているならば、ぜひ望遠レンズを用意しましょう。望遠レンズがあれば遠くから撮影しても子供の表情をはっきりと撮ることができます。

さらに、ある程度遠くから撮影できる場合、三脚も使用でき、手ぶれ防止に有効です。三脚は学校や会場の規定によっては持ち込めないこともあるので、運動会の案内を確認して周囲の家族の撮影を妨げない範囲で使用しましょう。

どうしても短いレンズしか使えない場合は、背景を広く撮っておき、後でトリミングをして背景を切り取りましょう。そうすれば、バランスの良い写真に仕上がります。そのためには、無料でもいいので写真加工ソフトやアプリをパソコンに入れておくのがおすすめです。

なお、運動会では他のご家族も一緒なので写真のマナーについてもおさえておきましょう。

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夜景と一緒に子供の写真を上手に撮るには?

次に、夜間の屋外撮影のコツを解説していきます。テーマパークや花火大会、展望台など夜景がきれいなシーンで子供の写真を撮りたいとき、日中より上手に撮れずに苦労することがありますよね。夜景は特に写真が難しいと感じる方が多いシーンです。

暗すぎず、環境光が均一にあたる場所で夜景撮影

まず、夜景と一緒に子供の写真を上手に撮るコツは、環境光をうまく利用することです。環境光とは街灯やイルミネーションのこと。
環境光が顔に均一に当たる場所で写真を撮れば、スマホのカメラでも夜景をバックにきれいな写真を撮ることができます。

また、写真撮影の際にフラッシュを使えば、背景の夜景がうまくぼけてくれて格好の良い写真が撮れることでしょう。スマホやコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)などで夜景と子供の写真を撮りたい場合、暗すぎない場所で環境光が顔全体を照らすようなところで撮ることがポイント、と覚えておきましょう。

手ブレ補正オン・シャッタースピードを速くしてISO感度を上げる

手ぶれ補正などがついているデジカメの場合は、手ぶれ補正を「オン」にして、シャッタースピードを速くすることにより、夜景もキレイに撮りやすくなります。
写真の真ん中に子供を入れ、その回りの夜景を広めに撮る、いわゆる日の丸構図で撮影したい場合、この方法を使うといいでしょう。

また、ISO感度を上げるほど夜景をキレイに撮りやすくなります。夜景を撮る場合は、オートモードをオフにして、ISO感度を上げてみてもいいでしょう。

上級編:夜景を丸くぼかす、ワイヤレスフラッシュを使う

このほか、少し上級向けのテクニックとして、デジタル一眼レフを使い、撮影をMモード、レンズの絞りを開放値近くにし、シャッタースピードを速くすると、イルミネーションを丸くぼやけて写すことができます。この場合、ピントを人物に合わせましょう。そうすると、人物にピントが合い、背景のイルミネーションが丸くぼやけて格好がいい写真が撮れます。

もう1つ、ワイヤレスフラッシュという装置を使えば、光の当たり具合を変えられるので、被写体の輪郭をより際立たせるような写真を撮ることできます。しかし、ワイヤレスフラッシュを使った撮影は場所を取ります。人ごみで混雑しているような場所では使えないので、注意してください。

プロカメラマンを呼ぶ出張撮影もおすすめ

出張撮影

ここまで、屋外での写真撮影のポイントと運動会・夜景などシーン別のコツをご紹介してきました。スマホで手軽に写真撮影がしやすくなりましたが、カメラを持っている・カメラデビューした方はぜひ本格的なカメラならではの機能を使ってお子さんの写真撮影を楽しんでください。

写真の撮り方にこだわっていると、特にお父さんはカメラマンに徹してしまいがちです。出来上がった記念写真に、お父さんだけ写っていないということも多いですよね。お宮参りや七五三など、大切な記念日には神社での出張撮影を頼むのもおすすめです。

プレシュスタジオでは、鎌倉鶴岡八幡宮にプロカメラマンが出張撮影に伺うサービスが人気です。ふだんなかなかタイミングがなく、家族写真を撮り逃してしまうご家庭にこそ出張撮影はおすすめです。

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