記念撮影コラム Anniversary Photo Column
一軒家貸切型こども写真館のプレシュスタジオでは、七五三やお宮参りなどの記念行事や子供写真の撮り方について紹介してきました。今回は、写真で思わぬトラブルを起こさないために気をつけたい写真のマナーとフォトハラについて紹介します。
無自覚に注意したいフォトハラ(フォトハラスメント)とは?
フォトハラとは、写真のフォトグラフと嫌がらせのハラスメントを組み合わせた言葉です。被写体の意思を無視して、許可なく写真を撮影しSNSなどで投稿、公開してしまう行為がフォトハラにあたります。ハラスメントとはもともと、「相手が不快に感じる・恐怖心や脅威を感じるような嫌がらせ」を指すことで、セクハラ・パワハラなどハラスメントの種類が時代とともに増えてきました。
フォトハラは無自覚にやってしまうこともあり、SNSの広がりとともに問題視されるケースも出てきました。ここでは、フォトハラの注意点や写真のマナー違反の種類について解説します。フォトハラについて聞いたことがない方でも、内容を知っておくと気をつけたいシーンが出てくるかと思いますので参考にしてみてください。
許可なく写真を撮影・公開するフォトハラ行為は肖像権侵害に
無許可で写真を撮影し、公開することで不快な気持ちを与えてしまうフォトハラスメント。こうしたフォトハラを起こしてしまう方のなかには、嫌がらせをしようと行ったのではなく悪意を抱いているわけではない方もいます。例えば、「写真を公開してみんなを楽しませたい」「きっと撮られている人も喜んでくれるだろう」という気持ちから撮影し公開しているケースもあります。
しかし、被写体の人からすれば無許可で写真を公開されてしまうと、プライバシーを侵害されたと感じる可能性もあります。また、本人が気に入っていない写真を勝手に公開されて、深く傷つく恐れも出てきます。こうしたフォトハラ行為は肖像権やプライバシー権にも関わり、明確な法律違反ではないもののハラスメント行為のひとつとして問題視されています。
相手への配慮を忘れずに ハラスメントの種類と定義
フォトハラスメントも比較的新しい言葉ですが、フォトハラ以外にもハラスメントの種類は多岐に渡っています。最も知られるセクハラ・モラハラ・パワハラのほかにも、お酒や煙草に関するハラスメント、妊婦さんや介護に関するハラスメント、さらにジェンダーや国籍・血液型などその人らしさに関するハラスメントなど対象が実にさまざまです。
- セクハラ(セクシャルハラスメント):性的な嫌がらせ
- モラハラ(モラルハラスメント):倫理観に欠いた嫌がらせ
- パワハラ(パワーハラスメント):立場を利用した嫌がらせ
- アルハラ(アルコールハラスメント):お酒に関する嫌がらせ
- スモハラ(スモークハラスメント):喫煙に関する嫌がらせ
- マタハラ(マタニティハラスメント):職場での妊婦さんへの嫌がらせ
- ケアハラスメント(ケアハラ):働きながら介護をしている人への嫌がらせ
- フォトハラ(フォトハラスメント):写真の無許可撮影・公開などの嫌がらせ
最近では実に50種類以上のハラスメントがあると言われています。ハラスメント問題が特に悪質な場合は、弁護士事務所や労働相談コーナーなどの窓口への相談も増えています。
種類が多いので、すべてのハラスメントについて知っておくことは難しいですがハラスメントの数だけその問題で不快に感じている人がいると考えることができます。対人関係・人間関係にまつわることが中心なので、相手への配慮を忘れないようにしたいですね。
フォトハラに気をつけたい写真撮影シーン
スマートフォンとSNSの普及によって、前述のフォトハラが起こるケースはさまざまなシチュエーションで考えられます。たとえば、家族や友人、恋人同士であっても、勝手に写真を公開するのはフォトハラになりえます。企業のホームページやSNSで、従業員の写真を無許可で掲載するのも場合によってはフォトハラにあたるでしょう。お出かけ先や学校行事の写真で、自分の子供のまわりに映っている人がSNSに載せてほしくないと感じていることもあります。相手が著名人であっても、偶然見かけた芸能人の写真を許可なく撮影して公開することはモラルに欠いていると言えます。
また、育児ブログなどをやっている方でも、子供の顔を載せている方もいればスタンプなどで子供の顔を載せていない方もいます。ふだん子供の顔を載せていないのに、別の人が無許可で子供の顔をブログにアップしてしまったら相手を傷つけてしまう恐れもあります。
そのほか、フォトハラに関連して、別のハラスメントへ発展してしまうこともあるため注意が必要です。たとえば、上司や先輩が目下の人間に無理やり許可を取って写真を公開したなら、パワハラになるでしょう。いずれにせよ、被写体の気持ちに配慮がない行為は立派なハラスメントとなる恐れがあるため意識しておきましょう。
無断投稿以外にも気をつけたい写真トラブル・マナー違反
フォトハラのように写真を許可なく投稿・公開する行為のほかにも、写真にまつわるマナー違反やトラブルは起きています。そこでここでは、気をつけたい写真のマナー違反の例と対策を紹介します。
- 写真撮影時は周囲に配慮して
- 個人情報の映り込みに注意
- 撮影禁止の場所での写真撮影はNG
- フラッシュ撮影に注意
- 著作権を侵害する無断投稿はNG
写真撮影時は周囲に配慮して
写真撮影が可能な場所でも、周囲への配慮が欠けている撮影はトラブルのもととなる恐れがあります。たとえば、他の人がいるのに写真撮影のために場所取り・独占をしたり、景観に影響を与えてしまったり、撮影後にゴミを持ち帰らないなどの行為はマナー違反です。
また、安全上の理由から、人通りの多いスポットなどでは三脚の持ち込みやセルカ棒(自撮りスティック)の利用が禁止されている場合もあるので気をつけましょう。ほかにも、子供の運動会などで他の家族の撮影や応援を妨げてしまったり、競技の邪魔になってしまう場所での撮影は迷惑行為となる恐れがあります。
撮影禁止の場所で写真撮影はNG
また、撮影禁止の場所での振る舞いには、十分注意しましょう。たとえば、美術館や一部の神社、イベントや店舗によっては来場者による撮影が禁止されています。有名な観光地でも、安全上や保安の理由などから写真撮影ができないエリアは少なくありません。
撮影禁止の場所での写真撮影はマナー違反であり、撮られた写真がSNSに掲載されると思わぬトラブルにつながってしまうこともあります。写真撮影可能な表示がない出先で写真を撮影するときはスタッフに聞いたり、注意書きを探したりしてからにしましょう。また、出張撮影などでカメラマンを依頼する際もスポットによっては対応できないことがあるため、事前に写真撮影の可否を確認しておきましょう。
個人情報の映り込みに注意
個人情報の漏洩につながる恐れがある映り込みも、気をつけたい写真トラブルのひとつです。たとえば、子供の氏名や学校名・住所がわかるものが映り込んでいる写真をSNSにアップロードしたり、クレジットカード番号が不特定多数が目にする場に公開されていれば個人情報が漏洩になるだけでなく思わぬトラブルにもつながりかねません。
また、一般公開されているSNSでは、車のナンバープレートや家の住所が特定しやすい特徴的な背景なども念のため意識しておくと安心です。特に、解像度の高い最新のデジタルカメラで撮影した写真は気付かないくらい小さく写った物でも拡大して見ることができたり、被写体の瞳に写った背景から場所が特定されてしまうこともあります。ペットの迷子札などに氏名や連絡先が写ってしまうこともあるので、不特定多数が目にするプラットフォームに写真を投稿するときはよく注意しましょう。
フラッシュ撮影禁止の場所に注意
一部の美術館やイベントでは写真撮影が可能であっても、フラッシュ撮影を禁止していることも珍しくありません。他の来場者の鑑賞を妨げてしまい、出演者の邪魔になる恐れがあるためです。こうした場所でうっかりフラッシュ撮影をすると周囲の迷惑になってしまい、スタッフから注意を受けることもあります。写真撮影が可能な動物園などでも、フラッシュが苦手な動物の展示ではフラッシュ禁止の注意書きがあります。
トラブルを避ける対策としては事前に注意点を確認しておくほか、「他の人がフラッシュ撮影をしていないなら自分もしない」という意識を持つことが大事です。また、暗い場所で自動的にフラッシュが発光しないように事前にカメラの設定も確認しておきましょう。
著作権侵害にあたる撮影・無断投稿はNG
それから写真トラブルのひとつとして、図書館や書店の本を無断で撮影し、SNSやブログなどに公開することも著作権を侵害する行為です。意図していなかった、いわゆる映り込みであってもトラブルになることはありえます。こうした場所ではそもそも、マナーとして写真撮影をしないようにしましょう。
公開前の情報を許可なく開示してしまったり、会社の機密情報や顧客情報などを漏洩してしまうことも大きなトラブルにつながります。一度公開された写真は不特定多数の目に留まり、ウェブからの完全な削除が難しいため普段から気をつけておきましょう。
また、屋外や室内での写真の撮り方のポイントについては下記の記事でも紹介していますので参考にしてみてください。
写真の映り込みや個人情報を隠すには?知っておきたい写真の加工方法
日常的に注意していても、屋外で写真撮影をしていると第三者が写真に映り込むことはありえます。そこでここからは、トラブルを回避するための写真加工について解説します。
写真をトリミング&スタンプなどで加工
スマホの写真であれば、手軽にトリミングやスタンプによって写真を加工することは可能です。iPhoneに標準搭載された写真編集機能や専用の写真加工アプリを使えば、写真の一部を切り抜くトリミング加工は難しくありません。
さらに、映り込みの上にスタンプを押してカバーする方法もあります。そのほか、SNSやブログに写真をアップするとき、必要な部分だけを拡大して周りが入らないようにするのもひとつの選択肢です。TwitterやInstagramをはじめ、多くのSNSではアップロード時に写真をトリミングする機能があります。
手軽な写真加工アプリ3選
Googleの「Snapseed」は、無料でインストールできる写真加工アプリです。画面にタッチするだけで不要な部分を削除できる手軽さがメリットだといえます。また、「PicsArt」は背景の消去、被写体の切り抜きを簡単にできるアプリです。そのほか、コラージュやペイント機能も豊富で、SNSで頻繁に写真を投稿したい人におすすめです。写真をかわいく加工したいなら「PicCollage」をインストールしてみましょう。トリミングやスタンプのほか、文字を入れたりフィルターをかけたりする機能もついています。
プライベート空間での写真撮影もおすすめ
また、撮影場所を考えるのもポイントです。不特定多数の方がいる場所ではそれだけ写真の配慮も必要ですが、フォトスタジオを貸し切って撮影すれば、映り込みや他の家族に気をつかう必要もありません。邪魔が入らず、人見知りしてしまうお子さんでもリラックスして撮影できるのも強みです。
貸切型写真館プレシュスタジオなら、プライベート空間でマイペースに撮影できます。家族の大切な記念写真撮影をするのであれば、こうした貸切型のこども写真館を予約してみましょう。写真の加工についても、名前をマスキングしたり個人では難しい日焼けや抜けた歯の加工なども依頼することができます。
マタニティフォトや家族写真にも!プレシュスタジオの貸切型写真撮影
「マタニティフォトを撮っているところを通りがかりの人に見られたくない」「他の家族の映り込みが気になる」「家族のプライバシーを重視したい」という方には、プレシュスタジオでの撮影がおすすめです。完全予約制の一軒家貸切型のスタジオなので家族でゆっくり撮影ができます。控室もご家族専用なので、着替えや支度がマイペースでできるのもポイントです。
また、70枚の写真データ(メインデータ60枚、アートデータ10枚)やアルバム(コースによっては台紙やフレーム)も付いているので、プロが撮影した高画質な写真を年賀状やフォトブックなどのグッズに応用するのも人気があります。
一軒家貸切型写真館プレシュスタジオでは、マタニティフォトや七五三の記念を形に残す記念撮影を行っています。一軒家貸切型のハウススタジオにて、スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております。
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完全予約制・一軒家貸切型のこども写真館プレシュスタジオは、七五三やお宮参り、お誕生日のバースデーフォトなどご家族の記念日におすすめのフォトスタジオです。ゆったり撮影できるプライベート空間の写真スタジオで、ぜひ特別な一日を形に残してみませんか。
プロカメラマンがハンディ一眼レフで撮影した写真データはマイページからダウンロード可能で、SNSシェアも簡単です。フォトブック(フォトアルバム)作成など、おじいちゃんおばあちゃんへのフォトグッズ制作もおまかせください。
※ニューボーンフォトは東京都・神奈川県のエリア限定出張撮影、七五三・お宮参り・成人式・小学校卒業袴の出張撮影は鎌倉鶴岡八幡宮限定で承っております。
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