記念撮影コラム Anniversary Photo Column
一軒家貸切型こども写真館のプレシュスタジオでは、これまでニューボーンフォトやお宮参り・初節句など、赤ちゃんの記念行事について紹介してきました。今回は、ももか祝いとしても知られる100日祝いについて由来やポイントを紹介していきます。
ももか祝いはいつ迎える?赤ちゃんの成長記念行事
古来より、子供の成長を祝う行事は数々あります。特に生まれてから1歳までに迎える記念行事は多く、生後7日のお七夜・生後30日前後のお宮参りに次いで、生後100日でお祝いするのがももか祝いです。ももか祝いという言葉に聞き覚えがなくても、100日祝い・お食い初めといえばピンとくる方もいるでしょう。
このお食い初めを行うのがまさに百日祝い、別名「ももかの祝い」と呼ばれている記念行事です。
ももか祝い以外にもある赤ちゃんの記念行事の別名
赤ちゃんの記念行事には別名があるものが多く、なかには聞き慣れない表現もあるかもしれません。
ももか祝いの前に行うお宮参りも、初参り・初宮参り・初宮詣や産土参り(うぶすなまいり)と呼ばれています。また、1歳の誕生日に背負う習わしの一升餅も一歳餅や踏み餅と呼ばれていたり、将来を占う選び取りも定番です。一升餅は、近年ではお餅の代わりに別のものを背負う一升パンや一升大福・一升バームクーヘンなども登場して現代らしくアレンジされています。
記念行事 | 時期 | 別名・関連行事 |
---|---|---|
お宮参り | 生後30日前後 | 初参り 初宮参り 初宮詣 産土参り |
お食い初め | 生後100日 | 100日祝い ももか祝い 歯固めの儀式 真魚始め |
一升餅 | 生後1年 | 一歳餅 踏み餅 選び取り ファーストバースデー |
ももか祝いの歴史・真魚始め
ももか祝いは日本のほかに、中国や韓国でも古くから行われている行事です。日本では平安時代の「真魚(まな)始め」という記念行事がももか祝い・お食い初めのルーツであると言われています。
もともとの真魚始めは、子供が3歳になったときに初めて魚を食べさせる行事です。これが室町時代には生後101日、江戸時代には生後120日となり、現在では地域によって多少違いはありますがおおむね生後100日前後で行われることが多くなっています。
生後100日の赤ちゃんは歯がないのになぜお食い初め?
生後100日頃の赤ちゃんといえば、まだまだ歯が生える前の時期。あえてその時期に「一生食べるものに困らないように」との願いを込めて食べるまねをさせるのが、お食い初めの儀式です。
もはや現代では食べるものに困るというのは少々考えにくいかもしれませんが、かつては食べていくだけでも大変な時代がありました。最低限食べるものには困らずなんとか無事に生きていけるように、との願いが込められたのがこの儀式なのです。また、丈夫な歯が生えてくるように願いを込めて行われるのが次に紹介する歯固めの儀式です。
ももか祝いは何をする?お祝い膳・歯固めの石
では、ももかの祝いでは具体的に何をするのかを見ていきましょう。ももかの祝いのメインとなる行事は、先に紹介した通りお食い初めです。
ももか祝いのお祝い膳
お食い初めでは赤ちゃんの前に立派なお祝い膳が設けられます。脚付きのお膳には一汁三菜の料理を揃え、食器は漆塗りのものを使用するのが基本です。男の子には内側も外側も朱塗りのもの、女の子には内側が朱色で外側が黒色のものを使用します。
お祝い膳のメニューはおせち料理のように縁起物が多く、健やかな成長を祈願する意味合いが込められています。
養い親によるお食い初めの儀式
お祝い膳は鯛の尾頭付きにお赤飯やお吸い物、煮物にお漬物といった献立が主流ですが、生後100日の赤ちゃんがこれを平らげるのはもちろん無理なこと。そこで大人が箸をもって赤ちゃんに食べさせるまねをするのが習わしです。
食べさせる役を担当する人は「養い親」といい、赤ちゃんと同性の方が行います。赤ちゃんの長寿を願ってできるだけ年長の方に頼むのが良いとされており、近年では祖父母に頼むケースがほとんどのようです。養い親となった方は赤ちゃんを膝に抱き、祝箸を使って食べさせる仕草をします。
歯固めの儀式と歯固めの石
お食い初めの際には同時に「歯固めの儀式」がよく行われます。これは赤ちゃんに丈夫な歯が生えることを願う儀式です。儀式の際には「歯固めの石」という丸い小さな石が用いられます。一般的に歯が生えはじめるのは生後6ヶ月~9ヶ月ごろと言われているため、歯固めの儀式では赤ちゃんの歯ぐきに石をあてるふりをするのが習わしとなっています。
歯固めの石は丸いつるつるした石であれば特別なものでなくても構いませんが、お宮参りの際に神社でもらえることもあるので聞いてみるとよいでしょう。お宮参りのご祈祷の記念品として、歯固めの石を授かる神社もあります。また、楽天などでもお食い初めセットや歯固めの儀式のセットが販売されています。
ももか祝いは何を着る?衣装はベビー服や袴ロンパースも人気
なお、お宮参りでは祝い着・掛け着と呼ばれる着物が特徴的ですがお食い初め・ももか祝いに決まった衣装はありません。お宮参りを兼ねて写真館で記念写真をする場合は、祝い着・掛け着を身に着けることもありますし、自宅でセルフ撮影をする場合はベビードレスや着慣れたベビー服でも問題ありません。
最近では、初節句などでも赤ちゃんが脱ぎ着しやすく晴れの日の雰囲気が出る袴ロンパースも人気があります。また、頭につけるターバン状のベビーカチューシャなども、赤ちゃんの髪の量を問わずに華やかな写真になります。お気に入りのぬいぐるみやおもちゃと一緒に撮影したり、体勢が安定しない場合は寝転んで真上からの写真撮影もおすすめです。
赤ちゃんのセルフ撮影のポイントについては、月齢フォトのコラムも参考にしてみてください。
ももか祝いのお祝い金相場・もらって嬉しいプレゼントは?
ももか祝いは、養い親となる祖父母を始め親戚一同が集まって行うことも多いもの。招待された側はお祝い金を贈るのが一般的です。気になる相場は、赤ちゃんとの関係によって違ってきます。赤ちゃんの両親の親、つまり祖父母の場合は10,000円程度、両親の兄弟姉妹の場合は5,000円~10,000円程度が相場となっているようです。自宅でなくホテルや料亭で行う場合は、そこでの食事代が目安と考えると良いでしょう。
また、お金ではなくプレゼントを贈るというケースも少なくありません。赤ちゃんのお祝いですのでもちろんベビー用品が良いのですが、特にお食い初めということで食器や離乳食のセットなど食事に関連したものを選ぶ人が多いようです。西洋で赤ちゃんの成長を願って贈る習慣があるベビー用の銀のスプーンも人気です。もちろん、すぐに着られる肌着やベビー服なども喜ばれます。
里帰りが気軽にしにくい近年では、オンラインギフトや体験ギフト・写真撮影に使えるフォトギフトカードなども人気があります。
ももか祝いの記念写真を貸切型写真館で
記念すべき百日祝いの様子はぜひ写真に残したいものですが、赤ちゃんの写真をうまく撮るのは意外と難しいと感じられている方も多いでしょう。こども専用写真館のプレシュスタジオでは、各店舗が完全予約制の貸切型ハウススタジオになっていて一軒家などプライベート感あふれる空間でリラックスして撮影に臨めます。
写真データはまとめて渡されるので、1枚ずつ購入する必要はありません。家族そろって着物をレンタルして本格的な記念写真が撮れますし、撮影中はスマホで自由にスナップ写真を撮ることも可能です。こうしたスタジオでの撮影は思い出あふれる一日になりそうですね。お食い初めのセットは店舗によって準備中の場合もありますので、事前に確認がおすすめです。持ち込みの場合は、持ち込み料がかかりません。
プレシュスタジオのお宮参り・ももか祝い記念撮影
プレシュスタジオではお宮参りの祝い着レンタル込みの記念写真撮影を随時承っています。また、スタジオ撮影の衣装や小道具の持込料も無料。お宮参りとももか祝いの記念写真に利用されるご家族も増えています。お客様専用の控え室もご用意しておりますので、撮影途中での赤ちゃんの授乳・オムツ替えも安心して行なっていただけます。
私たち一軒家貸切型写真館プレシュスタジオの名前の由来は、大切で二度と戻れない瞬間、という言葉から来ています。一般的な写真館と異なり、完全予約制で貸切型なのも、お客様一組一組をていねいにおもてなしさせていただくため。
思い出に残る記念日の写真撮影なら、プレシュスタジオにおまかせください。カメラマン、コーディネーターをはじめ、スタッフ一同皆様のお越しをお待ちしております。
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完全予約制・一軒家貸切型のこども写真館プレシュスタジオは、七五三やお宮参り、お誕生日のバースデーフォトなどご家族の記念日におすすめのフォトスタジオです。ゆったり撮影できるプライベート空間の写真スタジオで、ぜひ特別な一日を形に残してみませんか。
プロカメラマンがハンディ一眼レフで撮影した写真データはマイページからダウンロード可能で、SNSシェアも簡単です。フォトブック(フォトアルバム)作成など、おじいちゃんおばあちゃんへのフォトグッズ制作もおまかせください。
※ニューボーンフォトは東京都・神奈川県のエリア限定出張撮影、七五三・お宮参り・成人式・小学校卒業袴の出張撮影は鎌倉鶴岡八幡宮限定で承っております。
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